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ホームページの用語

分からないままで結構です。でも、知りたい方のために

ホームページやアプリの話には、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。 業者から届いた見積書に並んでいて、そのまま頷いてしまった、という方も多いはずです。

ここでは、その言葉を正式名称のまま並べて、やさしい説明を付けています。 言い換えて短くすると、あとで実際の画面を開いたときに見つけられなくなるからです。

このページの決めごと

  • 正式名称が先、やさしい説明が後です。当社だけの呼び方は作りません
  • ・括弧に入れているのは同じものの言い換えだけです。別のものを並べません
  • ・ここは言葉のページです。当社が何をするかは書いていません

アドレスのこと

「うちのホームページのアドレスは、どこで決まっているのか」。ここがいちばん分かりにくいところです。3つの言葉が、よく混ざります。

ドメイン

`example.co.jp` のような、インターネット上の名前です。

1年ごとに更新する、借りている名前です。買い切りではありません。

知っておくと、ここで役に立ちます
更新を忘れると、ある日ホームページもメールも止まります。期限は必ず控えておきます。

DNSサーバー名前解決サーバー

アドレスを答える機械です。

「`example.co.jp` はどこですか」と聞かれて、その置き場所を答えます。

知っておくと、ここで役に立ちます
ホームページが開かないとき、原因がここにあることがよくあります。ページが壊れているのではなく、道案内が止まっているだけ、という場合です。

DNSゾーン

DNSサーバーの中にある、ドメイン1つ分のアドレス一覧表です。

ホームページの置き場所、メールの届け先、迷惑メール対策の印などが、行ごとに並んでいます。

知っておくと、ここで役に立ちます
ホームページを引っ越すときに書き換えるのは、ここの1行です。メールの行まで一緒に書き換えてしまうと、メールが届かなくなります。

ネームサーバー

「どのDNSサーバーに聞くか」の案内です。

ドメインを取った会社の画面に出ていて、ふつうは4件ほど並んでいます。

知っておくと、ここで役に立ちます
ここを書き換えると、アドレス一覧表そのものが別のものに切り替わります。ホームページの引っ越しで、いちばん大きな1回の操作です。

サブドメイン

`shop.example.co.jp` のように、ドメインの前に付ける名前です。

1つのドメインから、いくつでも作れます。追加のドメイン代はかかりません。

知っておくと、ここで役に立ちます
採用のページ、店舗のページなど、分けて出したいときに使います。

SSLサーバー証明書アドレスの左に付く鍵マーク

「このアドレスは、確かにこの持ち主のものです」と証明する電子の書類です。

有効期限があり、切れると「保護されていない通信」と大きく出ます。

知っておくと、ここで役に立ちます
期限切れは、休みの日でも容赦なく来ます。自動で更新される仕組みになっているかどうかを、最初に確かめておきます。

ホームページを置く・届ける

ホームページのファイルは、どこかに置かれています。そして、見に来た方のところまで運ばれます。この2つは別の仕事です。

ストレージ アカウント

ファイルを置く棚です。ホームページの中身(HTML・画像・JavaScript)が入ります。

「ストレージ」と略すと、データベースと紛らわしくなります。「アカウント」まで言います。

知っておくと、ここで役に立ちます
ここに置いたものが、そのまま世に出ます。置いた時点で公開される、と考えておくと間違えません。

静的Webサイトせいてき・ウェブサイト

できあがったファイルを、そのまま返すだけの作りのホームページです。

見に来た方ごとに中身を作り直しません。だから速く、止まりにくくなります。

知っておくと、ここで役に立ちます
会社案内や店舗のホームページは、ほとんどがこれで足ります。動かし続けるサーバーが要らないぶん、費用も手間も小さくなります。

データベース

溜めて、あとから一覧で見返すためのものです。申し込み・在庫・勤怠・会員などが入ります。

ファイルの棚とは、まったく別のものです。

知っておくと、ここで役に立ちます
見た目(ファイル)は作り直せますが、溜めたものは作り直せません。守り方を分けて考えます。

CDNコンテンツ・デリバリー・ネットワーク

世界中に置いた中継地点から、見に来た方のいちばん近くのところで返す仕組みです。

Microsoft Azure では Azure Front Door がこれにあたります。

知っておくと、ここで役に立ちます
遠くから見た方にも速く届きます。アクセスが一度に集まったときにも、元の棚を守ってくれます。

直す・確かめる・戻す

ホームページは、作って終わりではありません。直したときに困らない作りになっているかどうかで、あとがまるで変わります。

GitHub リポジトリギットハブ・リポジトリ

ホームページを、直す前の姿まで全部残しておく保管庫です。

上書きではなく、いつ・どこを・どう変えたかが、1回ごとに積み重なります。

知っておくと、ここで役に立ちます
「先週の状態に戻したい」が、あとから言えるようになります。上書きで保存していると、これができません。

ブランチ

お一人ずつの作業場です。同じホームページを、別々に直せます。

直し終わったものを合わせるとき、直した場所が違えば、両方とも残ります。

知っておくと、ここで役に立ちます
2人で直すと片方が消える、という事故は、これが無いときに起きます。「いま触ってる?」と聞き合わなくて済みます。

確認用サイト

公開する前の姿を、実物で見るためのもう1つのホームページです。

検索には出さない設定にしておきます。

知っておくと、ここで役に立ちます
文字だけの差分ではなく、実物で見られます。社内の確認や、取引先へのお伺いにも、そのまま使えます。

ロールバック前の状態に戻すこと

公開したものを、1つ前・2つ前の状態に戻すことです。

知っておくと、ここで役に立ちます
直したあとに気づくことは、必ずあります。戻せると分かっていると、思い切って直せます。

デプロイ公開すること

作ったものを、実際に世に出す作業です。

「確認用に出す」と「本番に出す」は、別のデプロイです。

知っておくと、ここで役に立ちます
この2つが同じ言葉で呼ばれていると、確認したつもりで世に出てしまいます。分けて呼びます。

検索とSNSに、正しく伝える

検索エンジンも、SNSも、人ではなく機械が読んでいます。機械に向けた書類を用意しておくと、正しく扱われます。

sitemap.xmlサイトマップ・エックスエムエル

「このホームページには、どのページがあるか」を検索エンジンに伝える地図です。

知っておくと、ここで役に立ちます
ページを足したのに検索に出てこない、という時間を短くできます。ページを増やしたら、これも新しくします。

robots.txtロボッツ・テキスト

検索エンジンに、見てよい場所・見なくてよい場所を伝える紙です。

知っておくと、ここで役に立ちます
確認用のページや、社内向けの場所を、検索から外しておけます。

noindexノーインデックス

「このページを検索結果に載せないでください」と、ページごとに伝える指定です。

知っておくと、ここで役に立ちます
確認用のホームページに、これが付いているかどうかは必ず見ます。付いていないと、作りかけが検索に出ます。

構造化データJSON-LD(ジェイソン・エルディー)

「これは何という会社の、何のページか」を、機械が読める形で書いた名札です。

会社なら Organization、よくあるご質問なら FAQPage、という決まった型があります。

知っておくと、ここで役に立ちます
AIが答えを要約する検索が増えています。人が読む文章とは別に、機械向けの名札を置いておくと、正しく引用されます。

canonicalカノニカル。アドレスを1つに寄せる指定

同じ中身が2つのアドレスで開くとき、「正式なのはこちらです」と伝える指定です。

`www` の有る無しは、その代表例です。

知っておくと、ここで役に立ちます
放っておくと、検索の評価が2つに割れます。気づかれないまま何年も損をしていることがあります。

OGPオージーピー

SNSやチャットにアドレスを貼ったときに出る、画像と説明の指定です。

知っておくと、ここで役に立ちます
設定していないと、貼っても文字だけになります。見た方が押すかどうかが、ここで変わります。

ファビコン

ブラウザのタブに出る、小さな絵です。

知っておくと、ここで役に立ちます
タブをたくさん開いている方に、見つけてもらえます。

安全のこと

事故は、たいてい「人が気をつける」で防ごうとしたところで起きます。

シークレットパスワードやアクセスキーなど、外に出してはいけない文字列

ホームページの中身に混ざったまま公開されると、そのまま悪用されます。

AIに作らせたファイルの中に、うっかり残っていることがあります。

知っておくと、ここで役に立ちます
人の目で毎回見つけるのは無理があります。公開の前に機械が検査する形にしておきます。

RBACアールバック。役割にもとづく権限の割り当て

誰が、どれを、どこまで触ってよいかを決める仕組みです。

知っておくと、ここで役に立ちます
「触れないようにしてある」と「触らないようにお願いしてある」は、まったく別のことです。

バックアップ

別の場所に、もう1つ控えを取っておくことです。

同じ場所に置いた控えは、バックアップとは呼びません。

知っておくと、ここで役に立ちます
戻せるかどうかは、戻してみるまで分かりません。取ってあることと、戻せることは別です。