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作るより難しいのは、設定です

合っているかどうかが、自分では分からない

AIを使えば、サイトやアプリは作れるようになりました。 けれど、作ったものを世に出すときの設定は、話が別です。 画面には何も出ませんし、間違えても、その場では何も起きません。

アプリップリは、ここを 27 項目に分けて、1つずつ確かめてから建てます。

お客様が触る場所ではありません。何も覚えていただきません。

あるお客様から、こう伺いました

「AIで小さなサイトを作って、勧められたところに無料で公開しました。 動いてはいるのですが、何が合っていて、何が間違っているのかが分かりません。不安なので、もう少し勉強したら、別のところへ移そうと思っています」

この不安は、世に出す先を選び間違えたから起きたものではありません。設定は、どこに置いても、置いた方ご自身の仕事だからです。作る楽しさに比べて、設定は地味で、正解が画面に出ません。 だから「たぶん大丈夫だと思う」のまま、何年も動き続けます。

アプリップリローンチは、ここをアプリップリの仕事として引き受けます。下に、アプリップリが確かめている項目を並べました。「こんなことまで決めないといけなかったのか」と思われた項目が1つでもあれば、それがこのサービスの値打ちです。

いちばん多い思い違い

「うちはメールサーバーを立てていないから、メールの設定は要りません」

これは、逆です。メールサーバー(メールを送り受けする機械)を立てていない会社のドメイン (インターネット上の、御社のアドレス)ほど、なりすましに使われます。

会社の名前でメールを送るのに、その会社の機械は要りません。 差出人の欄に会社のドメインを書けば、それだけで送れます。お客様のサーバーを1度も通らないので、送信箱にも記録にも1行も残りません。届くのは、騙られた取引先の受信箱だけです。

つまり「何も起きていない」のではなく、「気づく手立てが無い」のです。 取引先に偽の請求書が届いても、お客様には分かりません。 分かるのは、相手から電話がかかってきたときです。

そして、メールを使っていないドメインは、いちばん強く守れます。

本物のメールが1通も無いのですから、「このドメインから来たメールは、全部おかしい」と宣言できます。受け取った側は、迷わず突き返せます。 メールを使っている会社では、こうはいきません。本物まで止めてしまうからです。使っていないことは、弱みではなく強みです。ただし、宣言して初めてそうなります。

独自ドメインの DNSサーバー(名前解決サーバー)をアプリップリローンチに置いていただくと、 ここはアプリップリの仕事になります

サイトが開くようにするだけではありません。上に並べた「なりすまし対策」を、アプリップリが入れて、動かし続けます。お客様が調べる項目でも、覚える言葉でもありません。

そして入れて終わりにしません。業者を変えた、ドメインを移した、誰かが1行消した—— それだけで守りは外れ、外れたことは誰にも見えません。アプリップリの機械が毎週引いて確かめ、外れていたらアプリップリに赤で知らせます。

この設定は、アプリップリが自分の3つのドメインで実際に入れ、機械で引いて確かめたものです。 アプリップリが自分でやっていないことを、お客様にお売りすることはありません。

ドメインとメール(なりすまし対策)

ここは、いちばん気づけない場所です。設定が抜けていても、お客様のサイトは普通に開き、メールも普通に届きます。困るのは、お客様の会社名を騙られた相手のほうだからです。

★メールを送っていないドメインこそ、守る(いちばん多い思い違い)

「うちはメールサーバーを立てていないから、この設定は要らない」——逆です。偽者はお客様の機械を1度も通さずに、お客様の会社名でメールを送れます。守りが無いドメインは、そのまま通ります

どの機械から出たメールを本物とみなすか(SPF)

これが1本も無いと、世界中のどの機械から出たメールでも、お客様の会社名を名乗れます

★同じ役目の行が2本ある状態になっていないか

この設定は「足せば強くなる」ものではありません。2本あると、両方とも効かなくなります。素直に足すと壊れる、数少ない場所です

判子の無いメールを、どう扱ってもらうか(DMARC)

これが無いと、騙られたメールを受け取った相手が「本物かどうか」を判断できません。いきなり強くもできません。弱い設定から始めて、報告を見ながら上げる必要があります

騙られたことに気づくための、報告の受け取り先

宛先を書いていないと、毎日騙られていても、1通も知らせが来ません。何も起きていないのか、気づいていないだけなのかが分かりません

決めていない名前まで騙られないようにする

会社のドメインの前に何か付けただけの名前(例: 請求書.〇〇.co.jp)は、いくらでも作れます。ここを塞いでおかないと、そこから送られます

★入れて終わりにせず、機械が毎週見張る

業者を変えた・ドメインを移した・誰かが1行消した——それだけで守りが外れます。外れたことは、誰にも見えません

原稿を預かる場所(GitHub の組織)

サイトの文章や画像は、直す前の姿まで全部残る GitHub リポジトリに置きます。ここは「誰に、どこまで見えるか」を1つずつ決める場所です。組織を作った直後の状態は、公開寄りに寄っています。

招いた方に、どこまで見えるかの初期値

既定のままだと、1人お招きしただけで、ほかの案件まで全部見えることがあります

新しい GitHub リポジトリを作れる人の範囲

誰でも作れる状態だと、世界に見える置き方で作られることがあります

GitHub リポジトリの写しを外に持ち出せるか

写しが外に出ると、消しても取り戻せません

あとから「世界に見える」に切り替えられるか

非公開で作っても、あとから1回の操作で公開に変えられることがあります

消す・よそへ移すを、誰ができるか

担当者の1回の操作で、まるごと消えることがあります

世界に見えるページを作れる状態になっていないか

★GitHub リポジトリを非公開にしていても、これが開いていると、そこだけで世に出せてしまいます。アプリップリもここが開いていました

予定表など、GitHub リポジトリ以外のところの初期値

★「誰にも見えない」に揃えたつもりでも、ここだけ書き込める初期値のまま残ることがあります

外から来た仕組みを入れられる人の範囲

1つ入れると、預けたもの全部に手が届くことがあります

やり取りの記録を、あとから消せないようにする

何をいつ決めたかが消えると、確かめようがなくなります

作業ブランチの名前を、勝手に変えられないようにする

名前が変わると、自動で公開する仕組みが行き先を見失います

2要素認証(にようそにんしょう)を必須にする

★これは人を招いたあとでは締められません。締めた瞬間に、設定していない方が締め出されます。入れる時期が1回しか来ません

機械を動かせる時間の上限と、その知らせ先

上限を入れていないと、無料の枠を使い切った時点で機械が止まり、サイトが直せなくなります

サイトを置く場所(Microsoft Azure)

お客様のサイトは Microsoft Azure の国内(東日本)に置きます。ここも「どこに置くか」「誰が触れるか」「いくらで止めるか」を、建てる前に決めておく場所です。

サブスクリプション(ご契約と請求の単位)を、用途ごとに分ける

1つに全部入れると、費用がいくらか分からなくなり、事故が起きたときに切り離せません

その中を、役割ごとのリソース グループに分ける

混ざっていると、1件だけ消す・1件だけ止めるができません

請求を仕分けるタグを、建てるときに付ける

あとから付けようとすると、どれが誰の分か分からなくなります

費用の知らせ(予算)を先に入れる

★ここは「止める」ではなく「知らせる」仕組みです。止まると思い込むと、思っていない請求が立ちます

データを置く場所を、国内にそろえる

既定のまま選ぶと、海外に置かれることがあります

鍵マーク(SSLサーバー証明書)を、切らさずに用意する

期限が切れると、ある朝とつぜん「危険なサイト」と表示されます

通信のきまり(TLS)の下限をそろえる

古いきまりが有効なままだと、通信の中身を読まれる余地が残ります

お客様ごとに、ストレージ アカウントそのものを分ける

同じ場所に相乗りすると、他社の事故が自社に及びます

担当していた社員が、辞めたときは

いただくご心配のなかで、いちばん多いものの1つです。「サイトを作っていた者が辞めた。あの人は、まだうちのサイトを触れるのではないか」。

触れません。理由は2つあります。

1. 制作担当者の方は「お招きしている」だけだからです

原稿の入った GitHub リポジトリ(お作りになったものを、直す前の姿まで全部残しておける置き先)を持っているのはアプリップリで、担当者の方ではありません。 アプリップリが外した瞬間に、その方は開けなくなります。 パスワードを覚えていても、関係ありません。

2. 公開する権限は、はじめから誰もお持ちでないからです

サイトを世に出す作業は、アプリップリの仕組みが行います。 たとえ手元に作りかけの写しが残っていても、 公開されているサイトが書き換わることはありません。

そして、外す作業をなさるのはお客様ではありません

契約担当者様から「◯◯が担当を外れ、△△が担当になります」と 1通いただければ、アプリップリが外し、新しい方をお招きします。お客様に画面を開いていただくことはありません。外し忘れも起きません。アプリップリの仕事だからです。

アプリップリは「絶対に安全です」とは申し上げません

この一覧は、アプリップリが自分のために作った点検の表です。作ったアプリップリですら、見落とします。実際、2026年9月10日に自社の設定を点検したとき、この表になかった項目が2つ見つかりました。見つけたその日に、表へ足しました。

だからアプリップリは、覚えていることに頼りません。表を持ち、建てるたびに上から確かめます。そして表は、間違いが見つかるたびに伸びていきます。 お客様にお約束できるのは、この確かめる仕事をアプリップリが続けることです。

日本の会社が引き受けます。お書きになる言葉は、どの言語でもかまいません

株式会社アプリップリは日本の会社です。 サイトのデータは Microsoft Azure(Microsoft のクラウドサービス)の国内(東日本)に置きます。 設定の理由も、費用の内訳も、困ったときのやり取りも、日本語で承ります。 英語の画面を読んで、時差のある窓口に問い合わせる必要はありません。

そのうえで、サイトにお書きになる言葉は、日本語に限りません。 お客様は、お使いのAIツールに、お客様の言葉でお申し付けくださるだけです。 英語でも、韓国語でも、どの言語でお書きになっても、同じように公開されます。 日本語をお使いの方だけのサービスではありません。

このページに出てくる言葉の意味は、ホームページの用語に、正式名称のまま、やさしい説明を付けて並べています。